SUVパト4台導入 震災教訓に石川県警
石川県警は13日、能登半島地震を教訓に悪路でも比較的走行できるスポーツ用多目的車(SUV)タイプのパトカー4台を導入した。珠洲、輪島、七尾の3警察署と県警本部に1台ずつ配備し、災害発生時でも活動しやすい環境につなげる。 元日の地震では、道路損壊や土砂崩れにより主要道路が寸断された。主流となっているセダンタイプのパトカーでは、被災地へのルートが限られ、現地での活動も制限されたことから、県警は車高が高く、道路状況が良くない場合でも走行できる可能性が大きい四輪駆動車を追加することにした。新車両はトヨタの「RAV4」がベースで、1台当たり約500万円。県警本部で13日、報道陣に披露された。 県警警務課の蔵谷誠次席は「災害の激甚化、頻発化に伴い、導入した。災害発生時の情報収集やパトロール活動をより効果的に推進する」と話した。