関西 今日26日も激しい雨の恐れ 台風10号の最接近は30日頃か 接近前から警戒
早めの大雨への備えを
関西では、台風接近前から警報級の大雨となる恐れがあります。大雨への備えは早めに行うようにしてください。 事前に備えておくポイントは、次の3つです。 1つめは、水害に備えて、雨どいや排水溝、側溝を掃除し、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。 2つめは、浸水による被害を防ぐため、家財道具や家電製品、食料品などは、可能な限り、高い所や2階以上へ移動させておくと良いでしょう。押し入れの下の段に入っているものは、上の段に移しておくだけでも、被害を小さくできます。 3つめは、電源のコンセントは抜いておくと良いでしょう。電源のコンセントが水につかると、漏電やショート、感電の恐れがあります。 いずれも、台風が近づいてから備えるのではなく、台風情報を確認して、早めに対策を行ってください。
台風が接近する前までに 暴風への備えを
関西では、29日(木)~30日(金)は広い範囲で暴風の吹き荒れる恐れがあります。瞬間的には、何かにつかまらないと立っていられないような風が吹くでしょう。飛んでくるもので怪我をしてしまうことも考えられます。 台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点について、確認したり、備えたりしておく必要があります。 1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。 2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。 3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。
日本気象協会 関西支社 下福 美香