【プレビュー】1年でのJ1復帰を目指す横浜FCが、志垣新監督率いる山口をホームで迎え撃つ | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J2リーグが2月24日から25日にかけて第1節を開催。ニッパツ三ツ沢球技場では、横浜FCとレノファ山口が開幕戦を戦う。
24日のJ2開幕戦、ニッパツ三ツ沢球技場で対戦するのは1年でのJ1復帰を誓う横浜FCと志垣良監督を新たに迎え、上位進出を狙うレノファ山口だ。お互いにポゼッション志向のチームスタイルなだけにアグレッシブに攻め合うゲームを期待したい。 2022年にJ2で2位となりJ1昇格を果たした横浜FCであったが、昨季は健闘むなしくJ1で最下位に沈み、わずか1年でJ2への逆戻りになってしまった。それでも、チームとして積み上げたモノは確かにあり、今季も指揮を執る四方田修平監督は就任3年目。井上潮音や岩武克弥といった主力たちは概ね残留し、屋台骨は崩れていない。 そこに福森晃斗や中野嘉大といった四方田監督の下でプレーした経験のある選手や、森海渡や櫻川ソロモンといった期待の若手FWが加入。J2を勝ち抜きだけのタレントはそろった。昨季はシーズンのほとんどをケガで棒に振った主将のガブリエルも今季は開幕から元気な姿を見せており、チームを束ねている。 ホーム・三ツ沢でできる開幕戦は所信表明の場でもある。今季はどんなサッカーを展開し、1年でJ1に戻る気概を示す90分。目指す場所を考えれば、白星スタートは絶対にである。 アウェイのレノファ山口は、昨季は残留圏ぎりぎりの20位でシーズンを終えただけに、今季はリスタートの年なる。そこでチームを預かるのはJ2初挑戦となる志垣監督。43歳と若い指揮官がチームの立て直しを図る。 新戦力もJ2初挑戦組が多く、伸びしろは期待できる。その中には志垣監督の下でプレーした経験のある選手も含まれており、目指す方向性を体現するためには欠かせない戦力となりそうだ。GK関憲太郎やボランチの佐藤謙介といったベテラン勢は健在で、奇しくも二人は横浜FCを古巣にもつ。強い気持ちをもって乗り込んで来るに違いない。 新体制1年目のスタートは期待と不安が入り混じるもの。昇格候補筆頭に勝利し、期待に包まれたシーズンのスタートを切りたい。