【オリックス】異例の週2度目ブルペンデーも守護神が救援失敗 中嶋政権ワーストの借金6で交流戦へ
◆パ・リーグ 西武5-2オリックス(26日・ベルーナD) 壮絶な逆転負けだった。1点リードの8回2死二塁のピンチ。オリックス・中嶋監督は守護神マチャドを投入したが、悪夢のような光景が広がった。助っ投は外崎に左越えの同点二塁打を浴びると、中村に四球を与え、蛭間に右前へ勝ち越し打を献上。岸には来日初被弾となる左越え3ランを食らい、とどめを刺された。 「今日はちょっと変化球がね。コントロールつかんかったかなって」と指揮官。マチャドは初の救援失敗で初黒星を喫した。今カードで先発予定だった山下が上半身のコンディション不良を訴えて登板回避。その影響で、異例の週2度目のブルペンデーで臨んだ一戦。今季初先発の鈴木から無失点リレーをつないだが、最後に悲劇が待っていた。 チームは2カード連続の負け越しで5月の月間負け越し決定。借金6での交流戦突入は21年からの中嶋政権でワーストだ。「地に足つけてやっていかないと上がっていけない」。3年前は借金4で入った交流戦で優勝し、25年ぶりリーグVに弾みをつけた。再び巻き返せるか。(小松 真也)
報知新聞社