無印良品のスタッフに聞いた「QOLが爆上がりする」傑作アイテム3選
はじめましての方もはじめましてじゃない方もこんにちは。ミニマリストでフリーコラムライターで三度の飯と同じくらい他人の持ち物観察が好き、阪口ゆうこです。 昨今のもの選びをお助けするのはやはり口コミ。憧れの暮らしをしている方の持ち物を知って参考にすることではないでしょうか。今日は無印良品のスタッフ兼ミニマリスト兼イラストレーターのけめ子さん(@imoimo.life)に、インテリアが激烈に締まるイチオシアイテムをうかがって、無駄に元気に垂れ流そうと思います。 ⇒【写真】無印良品で働くけめ子さんの自宅
「ミニマルライフのQOLは必ずアガる」
ミニマルな暮らしをしつつも、普段は無印良品のスタッフとイラストレーターという二足の草鞋を履くけめ子さん。 マイホームを建てたのはいいけど……温かみのあるベージュの壁に明るい木目の建具や柱という、甘めでナチュラルな雰囲気に自分の好みとは少しズレを感じていたのだとか。けめ子さんが諦めずに目指したのはメリハリだった。彼女は自信満々に云う…「無印良品でミニマルライフのQOLは必ずアガる」。
1:無駄がなさすぎる「デジタル温湿度計」
けめ子さんがいちばん熱量高めに紹介してくれたアイテムが、同じフォルムの時計と温湿度計「デジタル温湿度計」。そのぱっと見の愛くるしさにかわゆい!と安易に言葉が出たが、選ばれる理由が深かった。 「年齢を重ねれば重ねるほど、湿度ってものすごく重要なことに気づいたのです」 この言葉を聞いて私は首がもげるほど頷いた。実際、20~30代はどんな環境でもなんとも思わなかったが、湿度が低くカラカラになるとお肌や髪には大ダメージ、冬だと感染症のリスクがとてつもなく上がる。逆に湿度が高すぎてもカビが繁殖したり結露で建材に被害が生じたりと、家にもダメージがある。 けめ子さんは、湿度を確認して部屋干しをリビングに移動させたりと、湿度調整が習慣化しているとのこと。「体調不良に時間やお金を使いたくない」の言葉にも、もはや鞭打ち覚悟の頷きは止まらなかった。湿度を制するものは健やかな暮らしを制するのである。 ミニマリストポイントとして見た目は重要。無駄のない、いや、無駄がなさすぎる必要最低限の数字の表記。遠くからでもバッチリ読めるというデカ文字も大きなポイントなのだとか。 「ものが少ないガラーンとした空間に、時計と温湿度計をちょんちょんと並べるだけでキュンキュンが止まらなくなる」というけめ子さん。ナチュラル感が漂う空間ゆえに対局の黒の存在感にはハッとさせられる。