【大学選手権】東農大北海道オホーツク逆転負けで初戦敗退 先発の神宮僚介、逆転2ランに泣く
<全日本大学野球選手権:東農大北海道オホーツク1-8天理大>◇11日◇1回戦◇神宮 【一覧】大学選手権の勝ち上がり表 5大会連続20度目出場の東農大北海道オホーツク(北海道学生)が天理大(阪神)に逆転で7回コールド負けを喫し、2年連続で初戦で敗退した。 初回に4番・良元優斗一塁手(3年=佐久長聖)の右前適時打で先制点を奪ったが、2回以降は無得点。先発の神宮僚介投手(3年=桐生第一)は1点リードの4回1死一塁の初球、相手4番に逆転2ランを浴び、5回は連続四球で2死満塁のピンチを招いて降板した。三垣勝巳監督(44)は「単純に力不足。悔いが残る」と受け止めた。 リベンジに燃えていたエース神宮は4回2/3 4安打5失点(自責5)と実力を出し切れなかった。昨年は1回戦日体大戦(1-8)で2番手として神宮のマウンドに立ち、ソロ弾を浴びた。練習から自らにプレッシャーをかけるように取り組み、ブルペンで思った投球ができなかったら、その場でジャンプ10回など、ペナルティーを科すことでメンタルも鍛えた。同じ舞台で1年分の成長を見せたかったが、「全国の壁を感じた」。最速も144キロと自己最速に4キロ及ばず、満足できる内容ではなかった。 打線は相手先発のサイドスローの映像を確認して、臨んでいた。立ち上がりはスライダーを狙って対応できていたが、回を重ねるごとに調子を上げられ「絞り球が曖昧になった。今年は何とか勝ちたいという気持ちだったが、このような結果になりとても悔しい」と良元。現4年生が入学した21年春からリーグで負けなしの7季優勝を果たしているチームは、さらに強くなって秋、全国へ戻って来る。