UPS、1-3月利益が市場予想上回る-効率化推進が奏功
(ブルームバーグ): 米宅配大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)が23日発表した2024年1-3月(第1四半期)決算は、利益がアナリスト予想を上回った。人員削減や配送ルート見直しなどが実を結び始めている。
調整後1株利益は1.43ドル。ブルームバーグがまとめたアナリストの予想平均は1.30ドルだった。同社は通期の業績ガイダンスを据え置いた。
キャロル・トメ最高経営責任者(CEO)は発表文で「米国内の1日平均取扱量は四半期を通じて改善した」とし、「今後は取扱量と売上高の成長回帰を見込んでいる」と述べた。
UPSは先月、2026年の連結売上高は最大1140億ドル(約17兆6500億円)に達するとの見通しを示した。昨年からは25%の増加となる。
UPS、売上高と利益の増加を予想-「苦境」の2023年を切り抜け
原題:UPS Profit Tops Estimates as Efficiency Push Counters Costs (1)(抜粋)
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Kiel Porter