北陸有数の“観光地”和倉温泉の被害状況は…「news zero」中島キャスターが中継
日テレNEWS NNN
冷たい雨が降った能登半島、地震発生から18日で18日目です。石川県七尾市の和倉温泉には「news zero」の中島芽生キャスターがいます。中継です。 北陸有数の観光地、和倉温泉です。このあたりは、多くの旅館が立ち並ぶエリアとなっています。実際に温泉に触れるスポットがあり、2日前に源泉の供給が再開しまして、湯煙がたっています。触ってみると、少し熱いですけど、寒い日にはちょうどいい温泉だろうなといった温度です。 ――一日も早い再開を祈りますが、各旅館などには温泉、源泉は届いているのでしょうか。 源泉自体は無事だったのですが、各旅館へと送るパイプが壊れてしまっていて、そのために休業しているという方もいらっしゃいました。18日もパイプの修理をしている方がいらっしゃって、パイプ自体の修理は完了したのですが、まだほかにも修理しなければならない場所があるということです。なんとか今月中には、すべて直したいとおっしゃっていました。 ただ、旅館の方は、温泉が使えるようになったとしても、建物の被害が大きかったところが多いため、修復に時間がかかる、そして断水も続いているため、料理もできないし、トイレも使えないので、“おもてなし”をするには、まだまだ時間がかかるのではないかなとおっしゃっていました。 ――旅館が営業できないとなると、周りのお店にも影響が広がっているのではないでしょうか。 飲食店の方は、このエリアは和倉温泉のおかげで潤ってきたので非常に厳しいとお話されていました。ただ、避難所にいらっしゃる方は旅館の従業員など、和倉温泉を長年支え続けてきた方々なので、お礼のつもりで炊き出しをいま行っていると話していました。 長年みなさんが培ってきた、おもてなしの精神で、いまなんとか支え合っているのだと感じました。