AI醸造、障害者働きやすく 札幌中心部にワイナリー 18日開業
障害者就労支援事業に取り組むリベラ(札幌)が札幌市中心部に建設したワイナリー(醸造所)が、18日に開業する。ワインの品質を高めるとともに、障害者が作業に参加しやすい体制をつくるため、独自の人工知能(AI)を導入。先端技術で、ワイナリー運営と障害者就労の新たなモデルを構築したい考えだ。 【動画】浜中・霧多布岬で今年もラッコ誕生 人気ドラマ舞台 観光客も感激 ワイナリーの名称は「リベラワインテラス」で、中央区北2西10に建設。AIを活用した醸造システムは、同社顧問の吉村斎・苫小牧高専名誉教授と、ソフトウエア設計のM&M知能ラボ(旭川)が共同開発した。施設内の温度や湿度、醸造中のブドウの成分のデータなどをAIが分析し、目標とするアルコール度数や糖度、酸度のワインに仕上げるために必要な発酵期間、熟成樽に移すタイミングなどを導き出す。