“1か月間の雨量の2倍から3倍以上" 大雨で県内各地に避難指示 交通機関にも大きな乱れ 広島
広島県内は季節はずれの大雨となっています。現在、災害の危険度が非常に高くなっていて各地で避難指示が出ているほか、交通機関にも大きな影響が出ています。 【写真を見る】“1か月間の雨量の2倍から3倍以上" 大雨で県内各地に避難指示 交通機関にも大きな乱れ 広島 梅川千輝 記者 「午前9時半の広島市中区です。横なぐりの雨が強く打ちつけています。車も水しぶきをあげながら道路を走っています」 県内では1日午後から断続的に強い雨が降り、大雨となっています。特に2日朝からは非常に発達した雨雲が流れ込み、江田島市や坂町では1時間50ミリ以上の非常に激しい雨を観測。県西部の広い範囲で、1日の降り始めから雨量が200ミリを超えています。 これは平年の11月1か月間の雨量の2倍から3倍以上となる異例の大雨です。 この大雨のため、各地で災害の危険度が非常に高まり、市町が避難指示を出す目安となる警戒レベル4相当の情報が出ています。 広島市や呉市など県内11の市町には「土砂災害警戒情報」が出ているほか、安芸高田市や三次市を流れる江の川では「氾濫危険水位」に達する予想です。県内の9つの市町で避難指示が発表されています。 この大雨の影響で、JRの在来線は県内の全線で運転を見合わせています。JR西日本によりますと、山陽新幹線は新大阪駅~博多駅間で正午前まで順次、運転を見合わせていました。 東京に向かう人 「東京へどうしようかなと考えています」 新大阪から来た人 「東広島で停まって徐行で来て、小倉に行こうと思っているが、どうすればいいか分からない」 また、県内の高速道路は山陽道や中国道が雨の影響で一部区間が通行止めになっているなど影響がでています。激しい雨のピークは昼頃までですが、しばらくは災害の危険度が高い状態が続くため、土砂災害や河川の増水に警戒してください。
中国放送