【MLB】 ドジャースが息詰まる熱戦を制して先勝 大谷が同点3ラン 山本は3回5失点のほろ苦デビュー
ディビジョンシリーズ第1戦【パドレス5-7ドジャース】@ドジャー・スタジアム
日本時間10月6日、MLBでは今日からディビジョンシリーズがスタートし、ナ・リーグの第1シード・ドジャースは第4シード・パドレスを迎え撃った。第1戦は、息詰まる熱戦をドジャースが7対5で制し、シリーズ1勝0敗とした。先発の山本由伸は3回5失点のほろ苦プレーオフデビュー。大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場し、プレーオフ通算初本塁打を含む5打数2安打3打点だった。 【動画】ドジャース・大谷翔平がプレーオフ初アーチ!値千金の同点3ラン本塁打!
初回、ドジャースの先発・山本由伸は、先頭のルイス・アライズに安打を許すと、2つのバッテリーエラーで三塁への進塁を許す。その後、四球で無死1・3塁となってから内野ゴロの間に1点、そして4番マニー・マチャドの2ラン本塁打で3点を先制されてしまった。2回、ドジャースは二死1・2塁で1番大谷翔平を迎えると、大谷は高めの4シームを弾丸ライナーでライトスタンドへ。打球速度約180キロ、角度25度の当たりは、大きな同点3ラン本塁打となった。しかし、3回、山本は二死1・2塁のピンチから6番ザンダー・ボガーツにタイムリー二塁打を浴び、3対5と勝ち越しを許してしまう。 再びビハインドを背負ったドジャースは4回、大谷を含む3連打で満塁のチャンスを作ると、ワイルドピッチでまず1点差に。さらに二死満塁となってから、4番テオスカー・ヘルナンデスがセンター前にタイムリーを放ち、6対5と逆転。続く5回も三塁手マチャドのエラーを足がかりにチャンスを作り、ダブルプレーの間に1点を追加してリードを7対5に広げた。 山本が3回限りで降板してから、ドジャースはライアン・ブレイジャー、アレックス・ベシア、エバン・フィリップスと繋いだ。2点リードの8回、相手のクリーンアップを迎えるところで、ドジャースはクローザー役を務めることも多いマイケル・コペックを投入。しかし、コペックは四球で一死1・2塁のピンチを招き、ドジャースはここでベテランのブレイク・トライネンにスイッチする。トライネンも四球で二死満塁のピンチを招いたが、最後を空振り三振で抑え、終盤最大のピンチを脱した。トライネンは9回も続投し、ピンチを招きながらも5アウトセーブに成功。6イニングを無失点に抑えたブルペン陣の奮闘に助けられ、7対5でドジャースが逃げ切った。 先発投手を務めた山本由伸は、3回5失点1三振2四球という内容。変化球の変化量が各球種2インチほどシーズン平均より少なく、変化球では空振りを2つしか奪えず。ほろ苦いプレーオフデビューとなった。 大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場。初回の第1打席はレフトフライ、2回の第2打席はプレーオフ初本塁打となる3ラン本塁打を放った。3回一死1・2塁で回ってきた第3打席ではバットを折りながらセンター前に運んでチャンスを拡大。6回の第4打席は空振り三振、8回一死1塁で迎えた第5打席も空振り三振に倒れた。