【おむすび】みりちゃむが明かすギャル生活のコスト「見た目の“武装”で月10万円」
俳優業への関心アップ「やってみたいのは自分と真逆のめっちゃ清楚な役」
モデルのみりちゃむが、真島瑠梨役で出演するNHK連続テレビ小説『おむすび』(月~土曜午前8時)について取材に応じ、演じている平成のギャルと令和のギャルの違いや自身が思うギャル魂などを語った。瑠梨は博多ギャル連合(ハギャレン)の総代で愛称はルーリー。主人公・米田結(橋本環奈)の姉で初代総代の歩(仲里依紗)をカリスマギャルとして尊敬し、結とも仲良くしている人物。 【写真】「誰だか分からない」…橋本環奈のギャル姿ビフォーアフター みりちゃむの母も元ギャルだったという。まずは娘の出演する朝ドラをどう見ているのか聞いた。 「最初の登場シーンで『棒読みじゃない?』と言われました(笑)。母からすると娘がドラマに出ているのは変な感覚だそうです。あと、こういう服はママも着ていたとよく言っています」 令和のギャルとドラマで演じている平成のギャルではどんな違いがあるのか。 「個人的な感覚ですが、昔のギャルの方がズバッと言う感覚があります。今のギャルは場の空気をよむ子が多くなっていると思います。今の子は、ここはもうちょっとオブラートに包んで言うだろうなと、ちょこちょこ思ったりしていました」 みりちゃむも物事をズバッと言う印象がある。平成のギャルに近いのだろうか。 「どうなんでしょう。言うべきことは言うと思います」 ルーリーと似ている点はあるだろうか。 「大事な時はしっかり言う、みたいな部分がちょっと似ている気がします。でも私はルーリーほどテンションが高くないです」 制作統括の宇佐川隆史氏は令和と平成のギャルをうまくハイブリッドして見事にルーリーを演じていると評価していた。どう役作りしたのか。 「平成のギャルのいいところはパワフルさだと思いますが、普段の私はルーリーほど騒がないキャラなので、テンションの違いといいますか……。令和のギャルの中にも平成っぽいギャルもいたりするので、このシーンのこのセリフは後輩のギャルに似ているなとか、友だちを思い浮かべたりして演じていました」 脚本家の根本ノンジ氏は以前、平成のギャルは不景気でも厚底ブーツを履いて肩で風を切って歩くポジティブさが魅力という話をしていた。みりちゃむが思うギャル魂、ギャルマインドの特徴を聞いてみた 「そこの部分は本当に変わってないなと思います。ギャルはめちゃめちゃお金がかかるんです。髪を整え、ネイルをしたり、見た目の“武装”で月に10万円ほどかかります。平成も令和も、お金がなくても見た目に命をかけるのは本当に変わってないです。あとは一本何か筋が通った物を持っているのがギャル。根本的なギャルマインドはあまり変わってないと思います」 結の姉・歩を演じる仲里依紗はこの作品でギャルの見方を変えたいと言っていた。みりちゃむはどうだろう。 「ギャルに対して偏見を持っている人はまだいると思いますが、最初の頃はXで“ギャル嫌い”というコメントが目立ちましたが、今は“ギャルがいないと寂しい”というコメントもすごく多くて、見方が変わってきていると感じています。私もギャルとして生きてきた中で心ない言葉を受けることもありました。それがいい方向に変わってくれたら生きやすいなと思っています」 ここでルーリーをどういう人物ととらえて演じているかも尋ねた。 「本当にハギャレンが大好きで、仲間と一緒にいることが大好きな人。自分より仲間を優先する感じの子かなと思っています」 主演の橋本環奈の印象はどうだろう。 「本当に気さくな方。私はハギャレンを演じる俳優の中で一番年下ですが、初めて会った時に『敬語を使わなくていいよ』と言ってくれたり……。みんなで環奈ちゃんが主役で本当に良かったねと話していました。お芝居についても、私、泣く芝居が初めてだったんですけど、環奈ちゃんの泣き芝居を見た時、どうしたらこんなに泣けるのかと驚き、セリフだけでなく目線の動きもすごいなと勉強になっています」 朝ドラ出演で自身の中で何か変化はあっただろうか。 「今回、ギャル役で出演させていただきましたが、今度はギャルじゃない役をやったらどんな感じになるのかなと、ちょっとやってみたいなと思っています。芝居をここまでしっかりやるのは今回が初めてですが、セリフ一個でいろんな表現の仕方があるので面白いなと思いました。やってみたいのは自分と真逆のめっちゃ清楚な役。でも口調は大丈夫かな(笑)」 最後に今後の見どころを紹介した。 「ギャルの楽しさ、わきあいあいとした部分を見ていただけたらと思います」
ENCOUNT編集部