「強く握って、強く振る」 米ツアー1勝の飛ばし屋が語る飛ばしメソッド
◇米国男子◇3Mオープン 初日(25日)◇TPCツインシティーズ(ミネソタ州)◇7431yd(パー71) 【画像】ドラコン世界女王から学ぶ飛ばしの極意 シグ二チャーイベント(昇格大会)と同週開催だった5月「マートルビーチクラシック」で米ツアー初勝利を挙げた25歳のクリストファー・ゴッターアップは、現在ドライビングディスタンス313.3ydで全体6位の飛ばし屋。今年の平均ボール初速は時速184.93マイルで、まさに驚異的な数字だ。 ゴッターアップの飛ばしの秘訣は非常にシンプルなものだ。それでいてプレッシャーのかかる場面では、かなり効果的でもある。
「かなり強めに振ろうとしているんだ。よく『滑らかに振れ』と言われるけれど、滑らかに振ろうとすると緩くなってしまうと感じる。もちろん、このやり方だと良いときは良いけれど、少し外すと、ミスの度合いも大きくなるね。人を選ぶ方法だと思うけど、プレッシャーのかかる状況でしっかり飛ばすには、『強く握って、強く振る』が僕には合っている」 自称クラブの“いじくり屋”であり、ブリヂストンと結んだボール以外は用具契約はフリー。今年に入ってからというもの、ゴッターアップはテーラーメイドSIM2ドライバーを入れたり出したり繰り返していたが、今週「3Mオープン」ではバッグに戻っているようだ。「今週はSIM2に戻したんだ。信頼の1本だね」
気になったクラブはどんどんテストできる、という契約フリーの立場をエンジョイしている。「大学時代はバッグに、5、6種類のブランドのクラブが入っていた。クラブメーカーの意向を気にすることなく、好きなようにクラブを選べるのが僕は好きなんだ。クラブ契約の価値と比較しても、良いプレーをする上での価値が断然高い。僕はブリヂストンのボールが気に入っていて、必要なのはそれだけ。自由でいるというのは、自分の性格にも合っていると思う」と話した。 言葉の通り、ゴッターアップはミズノのアイアンで今年のスタートを切るも、シーズン中にキャロウェイに変更しており、今週は未リリースのテーラーメイドP7CBアイアンへ乗り換えている。今週月曜日にテストを行い、即座にバッグに入れることを決めた。 「とてもきれいな見た目だと思う。オフセットがあまりないところも好きだね。僕は(ホーゼルからリーディングエッジにかけて)ストレートなラインが好きなんだ。打感も良いよ。まあ、CBやブレードになるとどのアイアンも類似点が多いから、すべては見た目と打感次第になる。このアイアンは打感も良いし、見た目も良い」とバッグ入りの理由を話した。
ゴッターアップは今週、テーラーメイドP7CB(4番~PW)とテーラーメイドP790(3番)の複合セットを使用する。初日から「69」を並べて32位で決勝に進んだが、彼はコースや天候のコンディションに応じて、P790の3番Iか2番Iのいずれかを使用すると話した。 (協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)