「議会で1番、貧しい男」と呼ばれたジョー・バイデン米大統領、現在では約14億円を持つ「超富豪」に
2017年から2021年まで米大統領を務めたドナルド・トランプは、驚くことに2016年に数年間750ドル以下(約8万円以下)しか税金を払っていなかった、という衝撃の事実が暴かれた。それだけでなく、彼と彼の会社は10億ドル(約1060億円)超の負債があるということも...。2020年9月頃には、彼の総資産額がたったの1年で6億ドル減って250億ドルになったことも報じられ、これは、かつて「連邦議会で最も貧しい男」と評されたジョー・バイデン現米大統領とはあまりに対照的に写った。 【写真】メラニア夫人が1位⁈ 歴代ファーストレディの物議を醸したファッション40 確かに、バイデン大統領はそれでも普通の基準からすれば裕福なほうだが、総資産と、どのようにしてそれを得たかという道のりは、トランプよりもはるかにシンプルで複雑さはない。 富めるときも困窮のときもあった様々な歴史を持つバイデン一家。彼は、この総資産にたどり着くまで「中流のジョー」として長年過ごした。では、どうやって現在に至るほどの財産を得たのか、また総資産額はいくらなのだろう?
『Forbes』誌によると、ジョー・バイデンはミリオネア
バイデン大統領は、2023年現在、推定1000万ドルの資産があると報じられており、キャリア初期と比べて著しく増加。2021年の大統領就任時は推定800万ドルだったので、この2年間で200万ドル(約3億円)増と著しく増えていることがわかる。 『Forbes』誌によると、バイデン大統領の資産を占めるのが彼の不動産だという。レホボト・ビーチにある4,800平方フィート(約445平米)の別荘で、推定450万ドル(約6億7000万円)の価値がある。バイデンは副大統領職を退いた2017年にそれを購入し、講演や書籍で現金を得て1110万ドル(約16億6900万円)を稼いだ。同年11月には、7万5000ドル(約630万円)もしたと思われるプールを追加した。当時はすべて散財に思えたが、賢明な投資であったことが証明された。パンデミック(世界的大流行)の最中、住宅購入者は、海から7分、サイクリング・コースのある州立公園に隣接するバイデンの家のような、屋外設備の整った広い物件に殺到した。バイデン大統領の家は現在、当初より170万ドルも価値があがっている。 バイデン大統領は、美しいグリーンヴィル地区に、それほど価値は高くないが、さらに大きな家を所有している。1996年に35万ドル(当時約4000万円)で購入したただの土地から始まり、2年後には6,850平方フィート(約636平米)のコロニアル様式の家を建て、2005年には1,900平方フィート(約176平米)のコテージを建てた。何年もの間、バイデンの最も価値ある資産であり、2017年に大金を手にするまで何度も借り換えを繰り返した。現在、この不動産の価値は推定250万ドル(約3億7800万円)で、2年前の価値より70万ドル高い。バイデンの2つの家を合わせると、彼の個人資産の約3分の2を占めることがわかる。
from Harper's BAZAAR US