山本美月 数々の挫折にも「ゆとり世代と言われたくなかった」
2014年3月に明治大学を無事卒業。学業との両立が終わり、芸能界の仕事に打ち込むことができるようになった。「テストや単位のことを考えなくていいのが一番楽。仕事終わりに友達とご飯を食べに行ったりしても、学生時代のように『勉強をしないで遊んでいていいわけ?』という罪悪感を抱かなくなった」と笑う。 7月18日に23歳の誕生日を迎えたが「精神年齢はまだ18歳。一つの作品が終わるごとに成長するとか度胸がつくとか言われるけれど、私の場合は、『ただ楽しんだだけ』という印象で、そこがまだ高校生みたい。現場に入っても、“クラス替え”をしてその状況に馴染んで気づいたら楽しく卒業、みたいな感覚がある。これダメですね。下半期からはもっと冷静になります」と、気持ちを引き締める。内に秘めた反骨心、モデル時代の下積みなどが糧となってこそ、今の成長がある。これまでの経験が実を結びつつある今が楽しくて仕方がないようだ。 (取材・文/石井隼人) 山本美月(やまもと・みづき) 1991年7月18日生まれ、福岡県出身。7月31日にUULAで配信されるオムニバス恋愛ドラマ「奇妙な恋の物語 -THE AMAZING LOVE STORY- Episode2 恋するエスパー」では、テレパシー能力を持つ引っ込み思案のヒロイン・奈々を熱演する。思いを寄せる先輩の康之が留学するという事実を知ったことから封印していた能力を使って想いを伝えようとするのだが、実は周りの友人たちも超能力を使えるということがわかり……。公式サイト