2019年台風19号で流出、松坂つり橋が復旧 福島県いわき市好間町 地域住民が再開通祝う
2019(令和元)年10月の台風19号による水害で流出した、福島県いわき市好間町の松坂つり橋が復旧され、再開通した。5月29日、完成祝賀会が市内の上好間団地集会所で開かれ、地域住民が喜びを分かち合った。 松坂つり橋は全長53・3メートル、幅は2メートルの歩行者専用。住民が通勤・通学、買い物時の通行ルートとして利用されていた。流出後、好間地区区長会や夏井川・好間川・新川水害対策促進連絡会などが生活に欠かせない重要な橋として市に復旧や早期完成の要望を続け、市が復旧した。 祝賀会には住民ら約30人が出席した。夏井川・好間川・新川水害対策促進連絡会の佐々島忠男代表が「(つり橋の完成は)必要性を訴えた住民の努力が実った結果だ」とあいさつした。つり橋の近くに住む堰口千恵子さん(83)は「買い物に行くのが便利になってうれしい」と話した。 (いわき版)