【シンガポール】日本酒NFTマーケット運営社、会社設立
日本酒の非代替性トークン(NFT)マーケットプレイスを運営するリーフ・パブリケーションズ(京都市)は、シンガポールに会社を設立した。マーケットプレイス上で日本酒をシンガポールに配送する事業を展開する。同国を拠点に海外展開を加速させる狙いだ。 リーフ・パブリケーションズは2000年設立。日本酒の引換えチケットを販売するマーケットプレイス「サケ・ワールドNFT(Sake World NFT)」を開発・運営している。24年8月時点で日本国内115蔵、423銘柄の日本酒を掲載している。 同マーケットプレイスでは利用者がチケットを購入した際、現物の日本酒の即時発送や保管(熟成保管)を依頼することができる。保管期間中は、いつでも発送を依頼して現物の日本酒を受け取ることができるほか、チケットを転売することも可能だ。 リーフ・パブリケーションズは新会社サケ・ワールド・シンガポールを、シンガポールの東部パヤレバのオフィスビル「パヤレバ・スクエア」内に7月に設立した。資本金は1万Sドル(約115万円)だ。 今月1日には自社のマーケットプレイスに掲載されている日本酒をシンガポールへ配送するサービスを開始。シンガポールの利用者が同マーケットプレイスを通じて日本酒の購入や2次流通をできるようにした。同国を皮切りにマーケットプレイスの利用可能国を拡大していきたい考えだ。