かつては釣り具やゴルフクラブなどが有名 創業以来一貫して続ける「ダイカスト」事業で世界を軽くする企業 自動車産業や家電など
浦上社長 「意外に思われるのは多分このあたりだと思いますが、カメラのミノルタさんのカメラを一時期組み立てさせてもらったりしました」 レコードプレイヤーのターンテーブルなどは今でも生産しているそうです。またソウルレッドの「カープドアクローザー」も販売しました。 ■「アルミで未来を軽くする」 リョービは現在「ダイカスト」「建築用品」「印刷機器」の3部門事業を展開していますが、これまで展開した様々な製品は、創業時から続く主力の「ダイカスト」が支えています。ダイカストとは、金型にアルミニウムなど溶かした金属を流し込んで精度の高い鋳物を作る技術で、自動車や家電製品などさまざな製品に採用されています。 リョービのダイカスト製品は高い技術力が評価され、自動車メーカーだけでも国内外様々なメーカーの自動車に採用されています。創業当時から貴重で軽量なアルミニウム合金などを使った複雑な形状の鋳物の生産を続けてきました。 浦上社長 「特にアルミダイカストに関しては、リサイクル性に優れるだとか、軽量化っていうことでまだまだ使っていただけるポテンシャルがある商材というか製品だと思っています。時代としては追い風にはなっていると思っています」 時代は大きく変わり、自動車業界はEVシフト。航続距離を伸ばすためより軽くて耐久性の高いアルミパーツを作るダイカスト技術の重要性は増してきています。リョービは、国内のダイカスト事業者では初めて、一体成形して大型の部品を作る「ギガキャスト」と呼ばれるマシンを導入します。この機械を使えば、自動車の部品数を大幅に減らすことができます。 浦上社長 「中国では正確な数字は掴めていませんが50台くらいいろんな会社さんで使われている」 その一部はアメリカのEVメーカーテスラのボディが作られているといいます。 浦上社長 「我々にそれをしろと言われてもまず装置設備がないので、知っておかなか行けないという位置づけで」
式典が行なわれたこの日は、、社員1200人が参加し、記念ロゴの発表や、黒田博樹さんのトークショーが行なわれ、80年という節目に「アルミで未来を軽くする」というフレーズに今後に向けた思いが込められました。 浦上社長 「自動車の軽量化に寄与しようだとかってのももちろんあるんですけど環境負荷だったり、働いてる人社員のストレス悪い意味のストレスは軽くしていきたいですし、取引先お客様もリョービだったら、一緒に仕事して楽しいなと思ってもらうような、そういう軽くするっていう言い方はすごく会社の考え方にあってるなとは思っています」
中国放送
【関連記事】
- 「『ママ来たよ 起きて』 叫んだけれど息子(7)は息を引き取った」 明かされた両親の思い 眠気におそわれ赤信号で… 男(63)の後悔と下された判決
- 「愛しているからするんだよ」次第に“洗脳”されていき…10年続いた塾講師からの性被害 「最初のところで止められたら」女性が抱える苦悩 専門家は「『自分が悪い』と思わないで」
- アンガールズ・山根さん「未知の昆虫」大発見!その名は「モトナリ」 テレビ番組ロケで新種を捕まえる 国際的学術誌も認定「日本のコメディアンが発見した」
- 実の父親からの性的虐待は保育園のころから…「このままじゃ生きられない」女性の訴えは届くか
- 最愛の娘に火をつけて… 涙ながらに心で詫びた「あまりにむごい」娘2人を奪われた母親がつづった慟哭