紅ゆずる

　元宝塚歌劇団星組トップスターで、女優の紅ゆずるが6日放送のMBSラジオ「松井愛のすこ～し愛して」（月～金曜前10・00）にゲスト出演。8月末に台風10号の影響で東海道新幹線が運休した際に名古屋から東京までタクシーで帰っていたことを明かした。 【写真】「妹みたい」と可愛がっている人気女優とツーショット（インスタから） 　パーソナリティーの松井愛アナウンサーから「プライベート時間が先週、本当に大変だったんですね」と聞かれた紅は「充実してましたね～。びっくりするぐらい。世の中の不幸がすべて私に降りかかってるかの勢いで」と笑った。 　紅は当時、大阪に滞在しており、東海道新幹線の計画運休が発表されたため、予定を前倒しして東京に向かったが、名古屋で停止してしまったという。それでも紅は、名古屋でひつまぶしを食べたいと思っていたこともあり、新幹線が「止まった瞬間、ホテルもすぐ抑えられるように、ポチっとすればすぐに行けるように準備した」という。そのため、「“停止します”って言った時にはすべてを同時進行」。実家がひつまぶし屋の名店の後輩とも連絡が取れて、その日は楽しく過ごしたという。 　翌日も名古屋で楽しもうと思っていたが、「計画運休が決まってて、次の日もどうなるか分からないっていう状態」だったため、事務所から「帰ってきた方が良くないですか」と連絡が。紅が「でも動いてへんもん」と言うものの、米原や岐阜に行き、新幹線を使わないで東京に行くルートを勧められたという。 　紅も模索したものの、満席で断念。そこで「もう、タクシーしかないな」と決断し、「次の日の朝10時に出ました。そっから11時間かかりました」と明かした。紅はタクシーの男性運転手について「全然地図見られへんねん。ナビが2つついてんのに飾りやねん」と明かし、グーグルのアプリを勧めるも「嫌いだから」と断られたため「11時間ずっとナビ見続けて、私がナビしたんですよ」と振り返った。高速道路はほとんど通行止めだったため、紅のナビで一般道を走ってきたという。 　それでも「名古屋のそのタクシーはすごい貴重で、ほかのタクシー会社、全部電話したんですけど、どこも“動きません”“それは危ないのでやりません”って。その1社だけ、しかもそのおっちゃんだけが“行ってあげるよ”」と言ってくれたため「ありがとうございますってぐらいやったけど…まったく地図見られへん」と笑った。 　その日の仕事には間に合わなかったものの、なんとか東京に到着。松井アナが「ちなみにタクシー代って？」と聞くと、「いやあ、これ高かったですよ～。まず乗った瞬間に“保証金の10万円いただきます”から始まって」と語り、「そっから、15万かかるかなって私は思ったんですけど、15万行かず14万8000円ぐらいでしたね。メッチャきついわ～」と金額を明かすと、松井アナらから悲鳴が上がっていた。