ソフトバンクか楽天か 交流戦V「TQB」決着ならどうなる?…16日最終戦
ソフトバンクが交流戦同率首位に浮上し、交流戦逆転優勝に前進した。初回、近藤健介外野手(30)の全12球団制覇弾となる9号3ランで先制すると、5回には4年目の“ギータ2世”こと笹川吉康外野手(22)のプロ1号ソロも飛び出した。楽天が広島に敗れたため、勝敗は同数。16日の最終戦の結果次第で、最多を更新する9度目の交流戦V(最高勝率を含む)か、楽天の初優勝かが決まる。得失点率差(TQB)での決着となる可能性もある。 ソフトバンクと楽天はともに1試合を残して12勝5敗で並んだ。同率の場合の優勝決定方法は、〈1〉勝ち数〈2〉直接対戦成績だが、勝ち数は同数、同一リーグのため直接対決がなく、16日の両チームの勝敗が○○、△△、●●の相星の場合、〈3〉TQBの大きい方が優勝となる。 15日終了現在、TQBはソフトバンクが.138、楽天が.128。 【両軍○の場合】ソフトバンクは最少得点の勝利1―0で.139。楽天は3―0で.143、2―0では.136と足りないため、楽天が上回るためには、3点差以上の勝利で、ソフトバンクとは2点差以上の得点差が必要。楽天が2点差以上で上回るには、21得点以上の2点差勝利が必要になる。 【両軍△の場合】仮に0―0のケースでは、ソフトバンクが.127、楽天が.118。スコアの得失点差がないため、楽天が上回るためには100得点以上の引き分けが必要。 【両軍●の場合】ソフトバンクが0―3なら、.11141。楽天は0―1で.11142で楽天が上位。両軍○のケースと同様に、楽天とソフトバンクの失点差2点以上が必要になる。
報知新聞社