約60年の間、岡山市民に親しまれた岡山市民会館が3月31日、閉館しました。 【写真】日本を代表する建築家、佐藤武夫が設計を手掛けた岡山市民会館

岡山市民会館閉館セレモニー

　31日、岡山市民会館で記念式典が開かれ約800人が訪れました。 　岡山市民会館は日本を代表する建築家、佐藤武夫が設計を手掛け、1963年に完成しました。その後、約60年間多くの市民に愛されてきました。しかし老朽化などのために2023年9月にオープンした岡山芸術創造劇場ハレノワにバトンを託す形で31日、閉館を迎えました。 　式では懐かしい映像とともに音楽が披露され、訪れた人たちは思い出の場所との別れを惜しんでいました。 （訪れた人は―） 「ここで成人式したんですよ。ここはここで昔の思い出としていいんじゃないでしょうか」 「さみしいです、その一言ですよね。いろいろと写真撮ってきました、表からとここからと」 　岡山市によると、今後、岡山市民会館は解体され、市が周辺施設などとともに跡地を整備する予定です。