「あいまい」「なあなあ」はヤバすぎ、組織を伸ばす「バックオフィス」の目標設定
目標達成するためにリーダーが欠かしてはいけないこと
評価制度が明確になると、社員は上司からどう思われているかを過剰に気にする必要がなくなります。そして、頑張ったぶん収入が増える仕組みがあれば、社員は安心して業務に取り組める環境が整い、結果として仕事の質が向上するでしょう。 とはいえ、社員が必ずしも毎回好成績を収められるわけではありません。あなたが部下を持つ立場であれば、なかなか成績が振るわない部下がいたとき、怒鳴るような真似をするのではなく、目標に到達できるよう導きましょう。 具体的には、3カ月に1度の目標から毎週のKPI(重要業績評価指標)を出し、その進捗状況を週に1度報告させるのです。問題がなければ何もなしで良いですが、進捗が芳しくなければ、励ましたり詰ったりするのではなく、ひと言「どうしますか」とだけ聞いてください。現状の打開策を部下自身に考えさせることで成長につながります。 社長や上層部の一存でバックオフィス部門の評価を決めている会社は、見方を変えれば大きなチャンスがあるとも言えます。ぜひ、本記事を参考にして明確な評価制度の構築に乗り出してください。
執筆:識学 シニアコンサルタント 橋本 潤也