カープ元監督、阿南準郎さんが死去 86歳 1986年にリーグ5度目V導く
プロ野球広島東洋カープの選手として活躍、監督として1986年に5度目のリーグ優勝に導いた阿南準郎氏が30日、死去した。86歳。 【写真】「忍ぶ野球」でチームを5度目の優勝に導き、胴上げされる阿南監督(1986年10月12日) 大分・佐伯鶴城高から1956年に広島に入団。堅守の三塁手として故古葉竹識氏と三遊間を担った。68年に近鉄へ移籍し、70年に引退。15年間の選手生活で通算1415試合に出場し、746安打。 引退後は近鉄のコーチを務めた後、74年に広島に復帰。75年の古葉監督の就任とともに1軍コーチに昇格し、広島の黄金時代を支えた。古葉監督の勇退を受け、86年に監督に就任し、チームを5度目のリーグ優勝に導いた。89年にフロント入りし球団本部長などを務めた。
中国新聞社