岡田監督に“アピール失敗”…阪神、1軍でチャンスを掴めなかった選手(5)岡田監督からも「苦言」が
プロ野球の世界では、一軍への生き残りをかけて激しい競争が繰り広げられている。ファームでは好成績を残していても、上で目立った活躍ができなければ、二軍再降格が命じられることとなる。ここでは、今季一軍での出場機会を得るも、チャンスを掴めなかった阪神タイガースの選手を紹介したい。(※今季成績は9月25日時点)
野口恭佑
・投打:右投右打 ・身長/体重:180cm/86kg ・生年月日:2000年7月17日 ・経歴:創成館高 - 九州産業大 ・ドラフト:2022年育成選手ドラフト1位 春季キャンプから大きな期待が寄せられていた野口恭佑。満を持して一軍デビューを果たしたが、持ち味を発揮できないまま二軍降格となった。 創成館高時代には、3年春の甲子園で打率.700(10打数7安打)と傑出した数字を記録。九州産業大では、4年春にベストナインに輝くなど活躍を続け、2022年育成選手ドラフト1位で阪神タイガースに入団した。 ルーキーイヤーから二軍で67試合出場、打率.303、6本塁打、18打点の好成績をマーク。持ち味の長打力を買われ、同年オフに支配下契約を勝ち取った。 今春は一軍キャンプに抜擢されるなど、岡田彰布監督にもその打棒を高く評価されたが、開幕前の対外試合では指揮官に苦言を呈されるなど苦しみ、開幕二軍スタートとなった。 その後、6月末に一軍昇格を掴んだが、26試合の出場で打率.189と目立つ成績を残すことができず、8月21日に登録を抹消された。 一方、二軍では77試合の出場で打率.301、5本塁打と結果を残しており、一軍再昇格へアピールを続けている。
ベースボールチャンネル編集部