男性集う「カフェ」穏やかな時間 松本の庄内地区公民館で定期開催
長野県松本市の庄内地区公民館で本年度に始まった、おおむね65歳以上の男性を対象とした集いの場「メンズカフェ」が好評だ。地区内外の男性が立ち寄り、コーヒーを手に交流を深めたり、ゆったり過ごしたりと、穏やかな時間を楽しんでいる。 「男性が気軽に集まれる居場所をつくりたい」との公民館の投げ掛けに、地元有志が協力してスタートした。矢ケ﨑泰朗さん(65)=松本市筑摩2=と中田俊一さん(65)=同市庄内1=の2人が軽食やコーヒーの準備・提供などの運営を担い、これまで4月と7月、9月の計3回開催した。 公民館の一室で、午後2~4時に出入り自由で開いている。最初は入れたてのドリップコーヒーをたしなみ、サイホンやフレンチプレスで抽出したコーヒーとの飲み比べを楽しむ人もいる。矢ケ﨑さんと中田さんが当日朝から仕込む焼きたてのパン・フォカッチャも人気だ。 このほどあったメンズカフェでは、利用者から「お酒抜きで、しかも昼間に男性が集まれる場があるのが良い」といった声が聞かれた。一方、運営が2人しかいない点や、現状数百円でコーヒーや軽食を提供しており採算が取れていないといった課題もある。中田さんは「一緒に運営してくれる仲間を絶賛募集中。人が増えれば月1で開催したいね」と話す。次回は11月の開催を予定している。問い合わせは庄内地区公民館(電話0263・24・1811)へ。