ロ・チェルソの再発見がスパーズを窮地から救うか 数少ない創造性の源泉に「プレイメイカーとして本当にステップアップした」
ケガ人の多いスパーズ
トッテナムはプレミアリーグ第13節でアストン・ヴィラと戦い、1-2と敗れた。これにより5位に後退している。 また、試合中にMFロドリゴ・ベンタンクールの負傷退場というアクシデントにも見舞われた。試合後、アンジェ・ポステコグルー監督は「詳しくはわからないが、足首の問題だと思う。素晴らしいタックルではなかったからね」と語り、これで負傷者が9人となったことを嘆いた。 そんななか、数少ない希望となったのがMFジオバニ・ロ・チェルソだ。今季初先発となったロ・チェルソは先制点を挙げたほか、チームに連動性を与えるプレイメイカーとして生き生きとプレイした。英『football.london』では「驚くべきことにこれは2021年10月のマンチェスター・ユナイテッド戦以来の先発となり、ボックス外からわすかにしなる力強いハーフボレーを放って先制した。スパーズのプレイメイカーとして本当にステップアップした。スパーズがうまくやったことのほとんどは彼を経由していた」と賛美し、「8」の高評価をつけている。 英『the Athletic』でも「今後数週間は彼が必要になるだろう。ロドリゴ・ベンタンクールとジェイムズ・マディソンがいないチームは創造性が大きく欠けており、ロ・チェルソはそれを埋める仕事をしなければならないだろう」と評価している。ベンタンクールが本当に深刻な負傷であればプレイメイカー不在となり、ロ・チェルソの働きなくしてはこれからの過酷な連戦をこなすのは難しくなる。 アルゼンチン代表でもブラジル代表戦の決勝ゴールをお膳立てしたロ・チェルソ。ケガ人続出のなかチームを救う活躍ができるか注目だ。
構成/ザ・ワールド編集部