FNNプライムオンライン

宮根誠司キャスター: 小泉さんお疲れ様でした。今のところFNNの予測ですと、自公は大きく過半数割れという予測が出ておりますけれども、自民党執行部としては、どういうふうに受け止めてますか。 小泉進次郎・自民党選対委員長: まず天気も悪い地域もあった中で、今回投票で参加をしてくださった皆さんに、心から感謝したいと思います。そして、私も全国で遊説をしましたけども、各地で自民党がこれだけ厳しい局面にもかかわらず、歯を食いしばって、自民党候補のためにえ支えてくださったスタッフの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。 ただ、今ご指摘があった通りの厳しい、有権者の皆さんの審判が下る、その見立てが強い中で、どのような結果であっても、自民党の選対委員長である私は、その責任を取ることが役割だと思っています。 宮根誠司キャスター: 責任を一定程度取るということ? 小泉進次郎・自民党選対委員長: 私が選対委員長ですから、いかなる結果だろうとも、選挙の責任は私が取る、そういったことは、当然のことだと思っています。 宮根誠司キャスター: やっぱりあの終盤戦に出た、非公認の候補者に2000万円っていうのは、国民は理解できなかったと思われます。 小泉進次郎・自民党選対委員長: そうですね、宮根さんのおっしゃる通り、これは自民党だけに限らず、政党支部に対しての交付金というものは出してるんですけども、今回自民党が問われたのは、非公認の候補に対する対応で、これは非公認の方であっても、離党とは違って、引き続き支部長なんだと、支部の活動なんだということがやはり、なかなか理解を得るのは難しかったですよね。そこは受け止めなければならなかったと思います。 宮根誠司キャスター: 小泉さんにお聞きしたいのは、その2000万円の政党交付金を配るっていうのは、小泉さんご自身はご存知だったんですか。 小泉進次郎・自民党選対委員長: これは選対委員長の決裁案件ではありません。 宮根誠司キャスター: 知らなかった? 小泉進次郎・自民党選対委員長: はい。 金子恵美・元衆院議員 私から2問聞きたいんですね。まず1つは公認問題について。小泉さんが青年局長時代に自民党は地方組織に支えられているんだと、ずっと言ってきたと思うんですよね。それなのに、今回地元が応援していて、県連が公認申請を出しているにもかかわらず。公示直前に一方的に党本部が非公認っていうのは、これは、あまりに独裁的ではなかったかと私は思いますが、いかがですか。 小泉進次郎・自民党選対委員長: 地方組織の方々の声というのは、真摯に今回受け止めなければならないと思っています。あの青年局長当時だけではなくて、今でも私は自民党が苦しい時に支えていただいたのは、地方組織。また、地方の議員の皆さん、ここが礎だと思っています。今回、仮にですね、我々執行部の判断の中で地方の皆さんからすると理解ができない、そういったことがあるとしたら、それも含めて執行部の責任として、受け止めなければならない。そして、これからも支え続けていただけるように、真摯に反省の上に立って、対話を、そして、理解を得るような努力を続けていかなければならないと思っています。 金子恵美・元衆院議員: 違うんですよ。進次郎さん、あのね、これ、不記載の額で決めていたら、まだわかるんですよ。ルールを守る自民党だったら、やっぱりルールが今回なかったんですよ。 小泉進次郎・自民党選対委員長: 公認・非公認の判断をする上では、石破総裁が記者会見で発表された中には、3つの基準というのは発表しています。そういった中での対応として、最終的に非公認の方が12人、そして、比例の名簿には、対象者は全員登載をしないと、そういった判断基準を示しています。ただ、金子さんがおっしゃるように、これは違うんじゃないか、という声があったことも、それは我々としては受け止めなければいけないものだと思っていますし、選挙の結果はやはり自民党の選対委員長である、私が取るというのは、それは、当然のことだと思いますので。 橋下徹氏: 小泉さん、お疲れ様でした。小泉さん、普段から全国を飛び回って、国民の感覚っていうことはよく把握されていると思うんですが、今回の政治とカネの問題での国民の怒りと、それから、永田町で感じている自民党国会議員のこの感覚。完全にずれがあったと思うんですけど、そのずれは感じてるんじゃないですか、小泉さんは。 小泉進次郎・自民党選対委員長: 感じてますね。やはり今回、橋下さんお分かりだと思うんですけども、橋下さんは政党の幹部をおつとめになったことありますよね。そして、私は今回初めて政党の執行部の一員になりました。で、この執行部になったことで見えてくるもの、そして、ああ、こういう形で判断が、そして、また、決裁が行われていくんだということを実際に見て、こういうところから変えていけなければいかなければならないのか、と。 ただ、私は選対委員長になって、1カ月でした。この1カ月の中では、もう選挙に突入でしたので、変えるにはまさにこの選挙の後から変えに行かなければいけないな。そういうふうに思っていましたので。この結果を受けて、変えていく、その努力をこれから続けていきたい。 橋下徹氏: 小泉さんね、本当に国民の感覚の方に振り切ってもらいたいんですよ。お父さんがそうだったんでね。だから、この選挙が終わった後、ぜひもうこれ、本当に小泉さんを支持した70人ぐらいのグループと野党と組んで、政治資金規正法の改正、企業団体の禁止も含めてね。それも吹っ切れて、突入してもらいたいですけど。 金子恵美・元衆院議員: 小泉さんもう一つ、2000万円のこともう一つだけ。さっき2000万のことに関しては、政党支部のことって、私は選挙区支部長したからわかるんですけど、国民の皆さんわからないので、これを選挙に使うとか党勢拡大っていうふうに総裁・幹事長が言ったのは、そんな誰が聞きますか?と。そんな詭弁（きべん）を言うのだったら進次郎さんがすぐそこで、「これは事務的ミスなので、回収します」って言えばよかったのに、それを言わなかったのはなんでなのかと。私はもう小泉さんは、周りのことを考えないで、自分の感覚を信じてやっていったほうがいいと思いますよ、進次郎さん。 小泉進次郎・自民党選対委員長: ありがとうございます。金子さんの温かいエールを受け止めて、これから、しっかりと変えるために頑張りたいと思います。 泉房穂氏: ぜひお伺いしたいんですが、今回の総選挙でもって、裏金問題についてみそぎが終わったとお考えなのか、裏金問題は終わっていないと考えるのか、どちらか。終わっていないんであれば、再調査なり企業団体献金の禁止の法案の提出なり、どんな具体的な行動を起こされるか質問させてください。 小泉進次郎・自民党選対委員長: まず今回、今までの自民党の中での処分と、岸田総理がトップを務めたことの責任を取って、やめるということに加えて、残されていた有権者の皆さんの審判を仰ぐと、こういったことを、我々は最も重きを置いたので、これだけ厳しいことを受けて、これが有権者の皆さんの声なんだと、そのことを受けて、これから再出発をしていかなければいけないと思います。まだまだ変わらなければいけないことがある。 泉房穂氏: 再調査なさいますか、なさいませんか? 小泉進次郎・自民党選対委員長: 新しい事実が出てきた場合に再調査は必要だというのは、これは石破総裁も総裁選中からずっと言ってきたことです。ですので、今回この結果を踏まえた上でですね、反省の上にたって、しっかりと党の中での、政党支部の問題も含めてですね、しっかりと手をつけなければならないことがあるというのも事実だと思います。 宮根誠司キャスター: 石破総理とお話になりました? 小泉進次郎・自民党選対委員長: はい、先ほどお話しました。まあ厳しいねと。なので、今日はまだ大勢が判明するまで、相当接戦区が多いと思いますので、しばらく時間がかかると思いますが、現時点の様々な報道と接すれば、相当に厳しい結果を我々は、覚悟しなければならないと思ってます。 橋下徹氏: 野党と一緒に組んで、法律作りますか? 小泉進次郎・自民党選対委員長: 野党のご理解を得なければ、多数を作れないっていう局面になる可能性があると思いますので、橋下さんにもそこはご協力をいただけることがありましたら、他党との協力も含めて虚心坦懐に向き合わなければならないと思います。