『虎に翼』寅子、穂高への”怒りの理由”にSNS上では考察飛び交う「それはないだろう!」「許せなくて悲しかった」【ネタバレ注意】
NHK連続テレビ小説「虎に翼」第69話が4日、放送された。寅子(伊藤沙莉)が穂高(小林薫)に真っ向から意見するシーンが描かれ、X(旧ツイッター)では寅子の”怒りの理由”を推測する声が相次いだ。 ◆『虎に翼』轟役・戸塚純貴、ついに「あさイチ」生出演【写真】 【ネタバレを含みます】 寅子は、桂場(松山ケンイチ)に依頼され、穂高の退任記念祝賀会に出席。穂高はあいさつで「昔から私は自分の役目なんぞ果たしていなかったのかもしれない。結局私は、大岩に落ちた雨垂れのひとしずくにすぎなかった」などと語る。 寅子はあいさつの途中から顔をこわばらせ、花束を多岐川(滝藤賢一)に押しつけて会場を去った。そして、穂高に「先生に『自分も雨垂れのひとしずく』なんて言ってほしくありません」と言う。 「私はどうすればいい」と問う穂高に対し、「どうもできませんよ。先生が女子部をつくり、女性弁護士を誕生させた功績と同じように、女子部のわれわれに報われなくてもひとしずくの雨垂れでいろと強いて、歴史にも記録にも残らない雨垂れを無数に生み出したことも。だから、私も感謝はしますが、許さない」と告げたのだった。 Xでは、寅子が、梅子(平岩紙)や涼子(桜井ユキ)ら、法曹の道を断念せざるを得なかった女子部の同志たちのことを思って怒りをぶつけたのでは、との指摘が見られた。「穂高は自分が女子学生達を『討ち死に』させた指揮官だってことを分かってないから『自分も雨垂れの一滴』とか言えちゃうのよ」「自分は無事な立場で『君たちなら戦えるよ』て焚きつけて。でも最後に『私も、戦って散った人達たちと同じ雨だれでしたー』なんて、それはないだろう!と思う」「キャリアの締めくくりに己の基礎を形作った師が自分のしてきたことを雨垂れと例え、脳裏に女であるが故に志の前に散ってきた仲間たちを思い浮かべると、許せなくて悲しかった、のではないか」「寅子に、あの場で怒りをこらえて穂高先生へ花束を渡すことを望むのは、まさしくスンの強要」といったコメントのほか、さまざまな考察が飛び交った。
中日スポーツ