下馬評は"ドラ1"だったが…ドラフト1位指名を逃した逸材(2)「令和の怪物」に次ぐドラ2入団で
プロ野球ドラフト会議には、毎年大きな注目が集まる。ドラフト1位候補と高い評価を受ける有力選手が一定数いるが、その中には惜しくも最高順位での指名を逃す選手も存在する。そこで今回は、ドラフト1位候補の下馬評も、1位指名されなかった現役選手をピックアップしたい。(今季成績は10月1日時点)
佐藤都志也(千葉ロッテマリーンズ)
・投打:右投左打 ・身長/体重:181cm/86kg ・生年月日:1998年1月27日 ・経歴:聖光学院高 - 東洋大 ・ドラフト:2019年ドラフト2位 大学時代から強肩強打の捕手として注目を集めていた佐藤都志也。ドラフト1位には届かなったが、高い評価を得てプロの世界に飛び込んだ。 東洋大では打力を買われ、2年春から一塁のレギュラーに定着し、首位打者のタイトルを戴冠。3年時から正捕手として攻守にチームを牽引した。 また、同年から2年連続で大学日本代表に選出。代表チームでは外野のポジションでも起用されるなど、ユーティリティー性を見せた。 さらに、ベストナイン4度(捕手2回・一塁2回)と圧巻の実績を残し、2019年ドラフト2位で千葉ロッテマリーンズに入団した。 ルーキーイヤーから一軍の舞台を経験すると、プロ3年目の2022年は一塁手もこなし、自己最多の118試合に出場。打率.214と確実性に課題を残したが、8本塁打、31打点をマーク。捕手としてはリーグトップの盗塁阻止率.361を記録するなど、光るものを見せた。 昨季は打率.218と物足りない数字となったが、今季は開幕から打撃好調をキープ。ここまでリーグ4位の打率.278をマークするなど、攻守に渡る活躍を見せている。
ベースボールチャンネル編集部