谷崎潤一郎の小説にも登場する銀座の老舗『ローマイヤレストラン』で食べられるステーキみたいな絶品ローストビーフとは?
ちなみに、ソースは「グレイビーソース」と「グリーンペッパーポン酢ソース」の2種類から選べますが、今回は「グリーンペッパーポン酢ソース」を選びました。 肉自体の味が際立っているので、どちらのソースでも美味しいと思います。直感で選んじゃってください。丁寧につくられた付け合わせのタマネギやホウレン草、マッシュポテトも完璧。ペロリと完食です!
おともには小麦の香りが濃厚なドイツビールを
ドリンクは、ぜひビールで。ローマイヤレストランには、瓶ビールから樽出しビールまで、ドイツビールを中心に幅広く常時16~17種類をそろえています。こちらは樽出し生ビール「トゥハー・ヘレス・ヘーフェ・ヴァイツェン」。 小麦麦芽を使用した白ビールなので、苦味が少なく柔らかな口当たり、小麦の香りが濃厚でまるで高級な食パンのような感じ。これはローストビーフに合わないわけがない!
ちなみに330ml(900円)は高さ20cmのほどよいサイズのグラスですが、500ml(1250円)は高さ25cmものグラスに入ってくるので「デカっ!」と驚くと思います。
ロースハムがフワフワのムースに
もう一品、全力でおすすめしたいのが「ロースハムのムース ~バゲット添え~」(660円)。「ローマイヤはロースハムを作り始めて100年以上の歴史があります。今もロースハムは定番の人気商品です。そこでこの店をオープンする時に『ロースハムを使った商品を作りたい』と考え、生まれたのがこのメニューです」(山形店長) レバーペーストのようなものを想像していたのですが、まったく違います。もっとフワフワッと軽やかな食感。そしてクリーミー。ロースハムに生クリームを加えてあるそうです。
カリカリのバゲットにたっぷりのせていただくと、ハムの甘みが舌の上でとろけます。「ハムってこんなに甘いんだ!」と新たな気づきがありました。こちらも、もちろんドイツビールによく合います。
まとめ
スライスしたローストビーフしか知らないという方はぜひ味わってほしい「黒毛和牛ローストビーフ」。そしておつまみとして最適なのが「ロースハムのムース ~バゲット添え~」。 どちらも100年以上の歴史ある老舗だからこそ、味わえる絶品料理です。ランチでは「シェフの手ごねハンバーグ」(1300円)などお手頃価格で肉料理が楽しめます。肉好きにはハズせない銀座の名店です。
●SHOP INFO ローマイヤレストラン 銀座店 住:東京都中央区銀座5-9-17 銀座あづまビル2階 TEL:03-6263-9360 営:11:30~15:00(14:00LO)、17:30~22:00(21:00LO) 休:日・祝
取材・文◎松みのり