JR大野駅の120年、振り返る 福島県大熊町で展覧会 写真など50点展示 11月23日まで
福島県大熊町にあるJR大野駅の開業120周年を記念した展覧会は19日、町交流施設linkる大熊で始まった。23日まで、町の玄関口の様相を振り返る貴重な写真が並ぶ。 長年、大野駅を撮り続けてきた渡辺英政さんの写真など約50点が並ぶ。東京電力福島第1原発事故に伴う家屋解体前に歴史的資料を救い出す「文化財レスキュー」で渡辺さん宅から集めた写真もそろう。1920年代から現在までの駅の風景、1930年代に運送会社が材木などを輸送する様子、原発事故からの復興の歩みを捉えた一枚を展示している。 国文学研究資料館の共同研究グループの主催、大熊町教委の共催。入場無料。時間は午前9時から午後9時まで。問い合わせは事務局 メールs.nishimura@nijl.ac.jp 大野駅は1904(明治37)年開業。東京電力福島第1原発事故に伴い営業を休止したが、2020(令和2)年3月に再開した。現在は駅西側で復興に向けた新たなまちづくりが本格化している。