食中毒の飲食店と同じライスヌードル、別の供給先ではボンクレキン酸検出せず/台湾
(台北中央社)台北市内の飲食店で、ライスヌードル料理などを食べた複数の客が相次いで食中毒症状を訴えた問題。衛生福利部(保健省)の王必勝(おうひっしょう)政務次長は30日、同店と同じ供給元からライスヌードルが提供される別の供給先で、採取したサンプル10件に対して行った検査の結果、今回の食中毒の原因となったボンクレキン酸は検出されなかったと明らかにした。 王氏は、現時点でライスヌードルが原因か断定できないとしながらも、全ての証拠から、食中毒の範囲は同店に限定されるとの見方を示した。 同部の統計によれば、30日午後5時30分までに症状を訴えた人は28人となり、うち2人が死亡した。入院しているのは7人で、うち5人が集中治療室に入っているという。 (沈佩瑤/編集:齊藤啓介)