第１０６回全国高校野球選手権大会の開会式で入場行進する聖光学院ナイン＝７日、甲子園球場

　第１０６回全国高校野球選手権大会は７日、開場１００年を迎えた兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。３年連続１９度目の出場を果たした福島県代表・聖光学院は４０番目に入場し、福島大会の優勝旗を持った佐藤羅天（らま）主将を先頭に堂々と行進した。開会式を終えて佐藤主将は「緊張はしたが、大観衆が見守る中で行進できてうれしい。福島代表としての自覚と責任を感じた」と表情を引き締めた。 　開会式では、能登半島地震で被災した穴水（石川）の東野魁仁主将が先導役を務めた。史上８校目（９度目）の春夏連覇が懸かる健大高崎（群馬）など４９校が南から北の順に入場。智弁和歌山の辻旭陽（あさひ）主将が「多くの人々に希望と勇気と感動を与えられることを願って、全力でプレーする」と選手宣誓した。 　聖光学院は１１日の第２試合（午前１０時３５分開始予定）で鶴岡東（山形）と１回戦を戦う。大会は順調に進めば休養日を含めて１７日間。２３日に決勝が行われる。