立山の風景デザイン 25年デビューの電気バス アルペンルート運行
立山黒部貫光(富山市)は27日、富山、長野両県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」で運行し、11月末で営業を終えた国内最後のトロリーバスに変わって運行する電気バスのデザインを発表した。雄大な立山やみくりが池、黒部ダム、名物「雪の大谷」の風景など8両全てのデザインが異なり来年からデビューする。 全長約10メートル、高さ約3・3メートル、幅2・5メートルの定員80人。デザインコンセプトは「アルペンルートを代表する四季折々の風景」で、立山が舞台モデルとなったアニメ映画「おおかみこどもの雨と雪」のキャラクターを描いた車両もある。 トロリーバスは1996年から29年間、立山トンネル内の室堂-大観峰間(3・7キロ)を運行。現在冬季閉鎖中のアルペンルートは来年4月15日に全線開通する見込みで、担当者は「新たなバスは立山の象徴的な景色を楽しめる特別なデザインになった。早く乗ってもらいたい」と話した。