【ロンドン時事】21日の欧州株式市場は軒並み反落した。英FT100種平均株価指数（FTSE100）は前日終値比7．75ポイント（0．09％）安の8416．45で引けた。 　ドイツ株式主要40銘柄指数（DAX）は0．22％安、フランスCAC40種指数は0．67％安、ストックス欧州600種指数は0．18％安だった。 　週後半の指標を前に様子見ムードが出る中、欧州株は銀行株や高級ブランド株の下落が足を引っ張り、小反落。英株は自動車部門の低迷が響いた。 　FTSEの構成銘柄では、通信大手BTが3．21％安と下落したほか、工業・電子製品大手RSグループが2．71％安、小売り大手JDスポーツ・ファッションが2．58％安と低調だった。資産運用大手シュローダーが3．89％高、製薬大手アストラゼネカが2．22％高と伸びた。 　DAXでは、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズ（3．05％安）や不動産大手ボノビア（2．41％安）、郵便・物流大手ドイツポスト（1．76％安）が売られた半面、ハノーバー再保険（1．43％高）や素材化学大手コベストロ（1．07％高）が買われた。