タイのセーター首相兼財務相が実施予定の内閣改造で、連立与党はきょう26日までに閣僚名簿をまとめるようだ。各与党は、第２党のプームチャイタイ党（タイ名誉党）以外は一部改造する見通し。25日付クルンテープ・トゥラキットが報じた。 　連立政権の中核を担うタイ貢献党からは、財務相には首相顧問でタイ証券取引所（ＳＥＴ）会長を務めるピチャイ元エネルギー相が就き、財務副大臣にはパオプーム財務大臣政務官が就く見通し。商務副大臣には東北部ロイエット県選出のジラポン議員の名前が挙がっている。 　ポストを外れるとうわさされていたスティン国防相は現状維持で、国防相を兼務するとみられたセーター氏は首相職のみとなる見込み。 　閣僚以外では、首相顧問にタクシン元首相一族の弁護士チームを率いたピチット氏、政府報道官にタクシン氏の妹のヤオワパー氏と近しいジャカポン首相副秘書官（政治担当）の名前が挙がっている。 　一方、チョンラナン保健相とチャイヤー農業・協同組合副大臣、プアンペット首相府相はポストを外れ、プアンペット氏は党の管理部門、残りの２人は議会担当となる見通し。 　親軍派の国民国家の力党は、貢献党と農業・協同組合副大臣と商務副大臣ポストを交換し、農業・協同組合副大臣に東部チャチュンサオ県選出のアタコン議員を据える見込み。同党幹事長のタンマナット農業・協同組合相との連携を強化する狙いで、同党は国家建設タイ合同党とももう一つの農業副大臣ポストについて交渉しているもよう。 　国家建設タイ合同党は、今週中に名簿を固める見通し。