山田真歩主演『Ondan Sonra』予告編公開 富山県砺波市とトルコのヤロヴァ市でオールロケ撮影
トルコと日本の外交関係樹立100周年記念作品 『Ondan Sonra』が11月15日より全国順次公開されることが決定。あわせて予告編が公開された。 【写真】『Ondan Sonra』場面写真 本作は、トルコ・イスタンブール近郊の都市・ヤロヴァ市と富山県砺波市を舞台に繰り広げられる人間ドラマ。『迷子』が国内外の映画祭で上映された山本大策が監督を務め、『ぬけろ、メビウス!!』の村上かのんが脚本を担当した。タイトルとなっている「Ondan Sonra オンダン ソンラ」という言葉は、トルコ語で「それから」という意味であり、登場人物の「それから」、そして映画を鑑賞した観客も自身の「それから」に思いを馳せてほしい、という想いが込められている。 舞台となる富山県砺波市は、チューリップの球根出荷量が日本一の産地である富山県の中でも特に栽培が地域。トルコとは、1988年7月に当時の砺波市長が日本トルコ友好親善使節団の一員としてチューリップの原産地であるトルコを訪問したことがきっかけで姉妹都市となっている。本作は、両大使館の協力の下、砺波市とヤロヴァ市にて撮影・制作された。 石川未知子(山田真歩)は、富山県砺波市で暮らす専業主婦。人生で一度も働いたことがなかったが、反抗期の娘から投げられた言葉がきっかけで「自分の庭」である近所のスーパーでアルバイトを始める。無愛想な教育係の先輩、新人クラッシャーの異名を持つベテランスタッフ、笑顔を貼りつけたようなイケメン社員、花より華やかな花屋業者……個性的なスタッフたちに面喰らいながらも懸命に働く未知子は、泣いて笑って、時に空回りしながら、自分の居場所を作っていく。そして、教育係の先輩である遊塚ゆう(彩雪)と親しくなることで、トルコに魅せられていく。初めて口にするトルココーヒーやトルコの美しい写真、伝統的な織物に目を輝かせる未知子は、パート代を貯めてトルコに行くことを決意するが……。 主人公の砺波市に暮らす主婦・石川未知子を務めたのは、『正欲』やNHK大河ドラマ『どうする家康』などに出演している山田真歩。未知子のアルバイト先のスーパーの先輩で、未知子にトルコの魅力を伝える女性・遊塚ゆうを、富山県出身の女優・彩雪、2人が働くスーパーの社員を稲垣成弥が演じた。また、未知子とゆうの友人で、2人の働くスーパーに卸している花屋の店長・沢田千花役で元宝塚歌劇団の男役・彩凪翔、未知子の夫役で、『Cloudクラウド』やNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』などの矢柴俊博が出演している。 公開された予告編では、スーパーで働き始めたものの失敗続きで落ち込む未知子の姿が映し出されるが、友人たちとの交流を通じて、やがて舞台はトルコのヤロヴァ市へ。これまで働いたことがなかった世間知らずの主婦・未知子の物語が、どのようにヤロヴァ市に繋がっていくのだろうか。 あわせて、トルコのキリムをイメージした背景に砺波の街を生きる人々の姿がいきいきと写し出された公開されたポスターと、美しい砺波の景色と人々の穏やかな生活を垣間見ることができる場面写真も公開された。 さらに本作の富山県先行公開を記念し、公開初日の11月15日から17日にかけての3日間に、JMAX THEATERとやまとイオンシネマとなみで、主演の山田をはじめ、彩雪、彩凪らキャスト陣と山本監督が登壇する舞台挨拶が実施されることも決定した。
リアルサウンド編集部