ロッテ・岡大海「今も調子が良いとは思っていない」8月の月間打率は.526、現在5試合連続安打中!
ロッテの岡大海はここまで88試合に出場し、出塁率はリーグ2位の.377、打率はリーグ3位の.293、7本塁打、31打点、得点圏打率.303、10盗塁、OPS.830、プロ11年目で初めて出場した『マイナビオールスターゲーム2024』では2試合連続で本塁打を放つなど、素晴らしい活躍を見せている。 ただ、本人はここまでについて「納得している部分もありますし、まだまだな部分があるので、両方あるのかなと思います」と自己評価。 具体的に納得している部分について訊いてみると、「打つ方に関して、昨年より現時点(8月7日試合前練習後取材時点)では良い方向に行っているというのもありますし、ゴロが少なくなっているのが一番良いかなと思っています」と明かした。 6月13日のDeNA戦から7月2日の日本ハム戦にかけて12試合連続で安打を放ち、15日の中日戦から25日の楽天戦にかけて6試合連続で複数安打を放っていたが、6月29日の取材で「特別そんなにめちゃめちゃ良いとは思っていないですし、交流戦明け数試合なのでなんとも言えない部分はありますね」と話していた。 7月は月間打率.190だったが、8月に入ってからは再び調子を取り戻し、2日のオリックス戦から6日のソフトバンク戦にかけて4試合連続複数安打、7日のソフトバンク戦でも初回の第1打席にポランコの逆転本塁打のきっかけとなる安打をセンター前に放った。 8月の月間打率はここまで.526。現在の状態について岡は「今も調子が良いとは思っていないですし、7月は全体的に打っていなかったので、どれが正解なのかはいまだにわからないです。良いと思うものを続けていきたいと思っています」と自己分析した。 ◆ 早いカウントから積極的な仕掛け 今季の岡は早いカウントから積極的に仕掛けていき、それを一発で仕留める確率が高い。数字を見ても、0ボール0ストライクの打率が.400(55-22)、1ボール1ストライクからの打率.405(37-15)だ。 「追い込まれると良いピッチャーばかりなので厳しい。そこはそう思っていますね」。 また、ここ最近はすり足で打っていることが多い。足を上げて打つときと、すり足で打つ時があるが、昨季まではその日の体の状態に合わせて使い分けていたが、今季は「その日、その日ベストな形を試合前にしっかり確認してからやっているつもりではいます。試合の中でも対ピッチャーに対して変えていかないといけないなと思いながらやっています」とのことだ。 開幕から外野のレギュラーで出場し、プロ11年目で初の規定打席到達(443打席)に期待がかかる。本人は「あくまでチームが勝つためにというところだと思うので、それ(規定打席)は後からついてくればいいかなという気持ちだけですね」と、こだわるのはチームの勝利。「走攻守において全て貢献したいと思いますし、その中でも勝負強さを特に出していきたいなと思います」。チームの勝利のため、今日もバットで貢献する。 取材・文=岩下雄太
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