浦田が母校・海星高を訪問 巨人からドラフト2位指名 「一日一日 大事に」
プロ野球の巨人からドラフト2位指名を受けた九産大の浦田俊輔内野手が11日、母校の海星高(長崎市)を訪れ、海星中を合わせた約1100人の後輩たちの前で「海星に来ていなければ今の自分はいない。結果で恩返しをできるように頑張りたい」と抱負を述べた。 浦田は海星中時代、長崎海星シニアに所属。守備力が高い俊足巧打の遊撃手として、高校2年の夏に甲子園に出場した。九産大では1年の春からベンチ入り。2年秋からレギュラーとなり、福岡六大学リーグで通算58試合に出場して打率3割9分4厘を記録した。今年の秋季リーグではMVPと首位打者に輝いた。 同じく海星高出身で九産大の大久保哲也監督と一緒に訪問。報告会は同校体育館で開かれ、浦田が高校時代の打席のテーマ曲「君の瞳に恋してる」の音楽に合わせて入場すると、後輩たちから盛んな拍手を浴びた。 武川眞一郎校長の「プロの世界は厳しいが、海星中高で学んだことを胸に刻んで活躍してほしい」という激励に続き、野球部の加藤慶二監督が2年時の夏の大会で左手首を骨折しながら放った本塁打などの思い出話を披露。大久保監督が「全体練習が終わった後は2時間くらい自主練習をしていた。努力に関しては芯(しん)が強い選手だった」と大学時代のエピソードなどを紹介した。 続いて、野球部の田端壮太朗主将が「2年時の甲子園での活躍を見て、自分もここでプレーしたいと思った。浦田選手にいい報告ができるように自分たちも頑張りたい」とあいさつ。江頭梨子生徒会長が浦田に花束を手渡した。 浦田は「1年目は規定打席到達が目標。1打席を大事にすることで新人王なども見えてくる。一日一日を大事にしていきたい」と力強く宣言した。