キャサリン妃の手術報告から2時間も経たないうちに、バッキンガム宮殿はチャールズ国王の病状について発表

ケンジントン宮殿は1月17日（日本時間）、キャサリン妃が腹部の手術を受け、数ヶ月は公務を離れるという声明文を発表した。ロイヤルファンを驚かせたわずか2時間後、今度はバッキンガム宮殿から、チャールズ国王が前立腺肥大の治療を受けるという発表があった。 【写真】まさにシンデレラ！一般家庭から王子様との結婚を叶えた、キャサリン妃の半生をプレイバック 同じ日に2つの重要な声明が出されたのは偶然か、それとも王室が調整した上で決定したことなのか、疑問に思う人は多いかもしれない。どちらも健康に関する発表だが、声明のトーンや内容はかなり異なる。ケンジントン宮殿は手術はすでに行われ、詳細は伏せると発表。一方、バッキンガム宮殿はこれから治療を受けると発表し、症状も明確にしている。

チャールズ国王、2024年1月7日

ロイヤルファミリーは通常、健康状態についての詳細はできる限り伏せる。しかし、公務の延期を余儀なくされた場合や、高位メンバーが入院した場合は、何らかの形で一般に知らせる。例えば、故フィリップ殿下が2013年に腹部の手術を受けた際は、手術に先駆けて入院したことが発表された。また、故エリザベス女王が2003年に膝の手術を受けた際は、バッキンガム宮殿は「ちょっとした手術」を受けたと報告した。 キャサリン妃は1月16日に手術を受け、術後に声明文を発表した。手術の日程や病状にまつわる発表、想定される質問に対する答えや、今後の詳細はについて、すべて長らく考えた上で発表されたのだろう。 一方、チャールズ国王の発表は、急を要したように思える。医師のアドバイスを受け、直前に公務をキャンセルせざる得なかったため、病状や手術日程など、すべて発表した印象を受ける。

2023年12月25日のキャサリン妃

国王は木曜と金曜にスコットランドのダンフリーズ・ハウスで一連の会合やイベントが予定されていた。ゲストには海外の要人や閣僚などが含まれていたため、バッキンガム宮殿は遠路訪れる人々に事情を知らせる必要があったのだ。そのため、2つの発表が数時間以内に行われたのはちょっとした偶然のように思われる。 病状について、どの程度まで明かすかというのは、キャサリン妃とチャールズ国王個人の判断に任せられるべきだ。ケンジントン宮殿は、キャサリン妃が医療的な個人情報を伏せたいと希望したことを明確にした。チャールズ国王は、同様の症状を経験した他の男性たちが医療機関のアドバイスに従って検査を受けるよう奨励するために詳細をシェアすることを選んだ。