chelmico・Mamiko「生きてると面白いことが起こるなぁ」 初恋の相手とSNSを通じて再会! ?
chelmicoによる連載「chelmicoのちいさなにっき」。Vol.14はMamikoによる「初恋のお話」の巻〈後編〉。 前回から初恋の話をしていますが…。ざっくり流れを説明しとくと、私が年長さんの時に初恋を成就させるも、すぐ卒園して一切会うこともなく、それぞれの人生を生きていましたよと。続き、いきます。 ある時ね、ツイッターでエゴサーチをしていたら「最近聴いてるチェルミコって人、もしかしたら僕の初恋の人かもしれない」的な内容のツイートを見つけるわけ。おいおいおい? ! ! ? ! ! ? え! ? ! ? ! レイチェルの方! ! ? マミコの方? ! ? ! なにどういうこと! ? ! ? ! ? ってなって、プロフィールに飛んだら、私の初恋の人なわけよ。名前が完全にそうだし、顔写真見たら面影がある。びっっっっくりしちゃってさ。でもどうしようもできないわけ。「マミコだよ! ! あなたに一番デカいダンゴムシをあげた! ! ! あのマミコ! ! ! ! ! !」なんてリプライできるわけもなくて。 いやぁでもすごいことが起きてるし、こりゃあなんとかして話したいなと思っていたら、なんとその子からインスタグラムの方にDMがきたわけよ。「もしかして幼稚園通ってましたか? 僕の初恋の人と、名前も生年月日も一緒でメールしました」つって。それで私もテンション上がって勢いよく返信してさ。その子は当時のことを、私よりも鮮明に覚えていて、細かい思い出話やら、いまはどんな生活をしているかとかで話は大盛り上がり。なにより、まさかあの人見知りで泣き虫な初恋の相手がラッパーになってるってことに驚いてたよ。そりゃそうだ。でも私は現代のSNSの奇跡に驚いたよ。ラップで初恋の相手と再会ってかなり味わい深いよね。 その子はやっぱり変わらず優しくてすごく懐かしかったな。私は地元の友達とか、幼馴染みみたいな存在がいないからすごい嬉しかった。それからはたまーに飲んだり、ライブに遊びにきてくれることもある。いまはお互いそれぞれの道を歩んで、歳を重ねて立派な大人になったけど、会った時はどうしたって子供の時の顔に戻るんだなって、不思議で心あったまる出来事だったよ。生きてると面白いことが起こるなぁ。久々に会って撮った写真は超満面の笑みで撮れましたとさ。よかったねリトルマミコ。初恋話、完! チェルミコ 左・Rachel (レイチェル) 1993年生まれ、神奈川県出身。右・Mamiko (マミコ) 1996年生まれ、東京都出身。2014年にchelmicoを結成。ドラマ『恋愛のすゝめ』のオープニングテーマ・デジタルシングル「Question」が発売中。 ※『anan』2024年1月3日‐10日合併号より。写真・幸喜ひかり ヘア&メイク・ナリタミサト (by anan編集部)