“超逸材”がまさか…中日、期待外れのドラ1戦士(4)野手転向でレギュラー目前も
プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな期待が寄せられる。期待通りにチームの主力へと成長する選手が多くいる一方で、実力を発揮できないまま退団となる選手も多く存在する。ここでは、今世紀で期待外れに終わった中日ドラゴンズのドラフト1位戦士を紹介する。
赤坂和幸
出身:神奈川県 投打:右投右打 身長/体重:185cm/83kg 生年月日:1989年9月4日 ドラフト:2007年高校生ドラフト1巡目 高校時代は二刀流の活躍を見せ、早い段階での活躍を期待されていた赤坂和幸。活躍の兆しを見せたシーズンもあったが、最後まで覚醒とはならなかった。 赤坂は、浦和学院で強打のスラッガーとして大活躍。高校通算58本のアーチを描き、潜在能力の高さを見せつけていた。 また、投手としても最速146km/hを投じており、投打の中心的存在に。佐藤由規、岩嵜翔の抽選を外したという経緯はあったが、中日にドラフト1位で指名された。 新人年にプロ初登板を果たし、1回を無失点に抑えた赤坂。しかし、翌年以降は投手として芽が出ず、2010年オフの育成契約と同じタイミングで野手へ転向した。 すると、2014年に支配下復帰を果たし、2015年にプロ初安打を記録。同年は35試合出場ながら打率.326をマークするなど、飛躍の兆しを見せた。 レギュラー定着に歩を進めた矢先、2016年は故障の影響で出場機会が減少。翌2017年に戦力外通告を受けた。
ベースボールチャンネル編集部