石破首相、トランプ氏と「なるべく早期に会談を行いたい」…就任前は「いずれの国とも会談しないと伝えられた」
【リマ=太田晶久】石破首相は16日午後(日本時間17日午前)、南米ペルー・ブラジル訪問に合わせて調整していた米国でのトランプ次期大統領との会談について見送る方針を明らかにした。トランプ氏側から日本政府に、来年1月の就任前には「いずれの国とも会談を行わない」と伝えられたと説明した。
訪問先のペルーの首都リマで記者団の質問に答えた。トランプ氏側は、就任前に外国首脳と会談を行わない理由として、民間人が米政府の外交問題で外国政府と交渉することを禁じた法律を挙げたという。首相はトランプ氏との会談について、「双方、最も都合が良い時期になるべく早期に会談を行いたい」と述べ、来年1月以降、早期の実現を目指す考えを示した。