ロバーツ監督も沈痛…大谷翔平、負傷アクシデントの瞬間 左腕抑えて退場…ドジャー・スタジアム“沈黙”の異様ムード
【MLB】ドジャース 4-2 ヤンキース(10月26日・日本時間27日/ロサンゼルス) 【映像】球場沈黙…アクシデントの瞬間(実際の様子) 絶対に欠かせない男にアクシデントが起きてしまった。 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でヤンキースとのワールドシリーズ第2戦に先発出場。大谷は7回裏の第4打席は四球でこの試合初めて出塁すると、盗塁を敢行。しかし、これが失敗となるばかりかスライディングの際に左腕を痛めてベンチに下がる事態となり、勝利を目前にした球場の雰囲気は一変し沈黙した。 問題のシーンは、チームが4-1とリードする7回裏に起きた。1死走者なしで第4打席を迎えた大谷は、ヤンキースの四番手クレイ・ホームズ投手から四球を選んで、この試合で初めて出塁。続くベッツが打ち取られた後、3番テオスカー・ヘルナンデスの打席の2球目、大谷は二塁へ向かって盗塁を仕掛けた。今季、58盗塁を決め、わずか4回の失敗しかしていなかった大谷だが、ここはヤンキースのオースティン・ウェルズ捕手の送球に屈してタッチアウト。ポストシーズン初盗塁とはならなかった。 異変が起きたのはスライディングを試みた場面だ。大谷はタッチアウト直後、その場に寝転がって左腕をかばいながら苦悶の表情を浮かべる。滑り込む際に左手を先に着地したところで痛めたのか、なかなか起き上がることができない。その瞬間、ベンチのロバーツ監督はベンチから飛び出して大谷の元へ走って様子を確認に出向いた。さらに状況がかんばしくないことを悟って沈痛の表情を浮かべると、ベンチに引き上げた後も厳しい表情を見せていた。 ベンチからはスタッフが駆けつけ、ようやく起き上がった大谷はゆっくりとベンチへ引き上げたが、左腕をトレーナーに抱えられて歩くシーンには、本拠地ドジャー・スタジアムに詰めかけた大観衆も黙り込んでしまい、場内が静まり返るという異様な雰囲気が広がっていく。予想外の出来事に頭を痛め、大谷を心配そうに見守るしかなかった。 中継映像では駆けつけたトレーナーに対して「肩、はずれた」と話している様子だったが、地元メディア「ドジャース・ネーション」も「ロバーツ監督によると、大谷は左肩を亜脱臼した。怪我後の彼の可動域は良好」と伝えている。ドジャースはこの試合、4-2で逃げ切ったものの、4年ぶりのワールドチャンピオンに向かうチームにとっては、絶対に欠かすことのできない大谷の容体が心配される。 (ABEMA『SPORTSチャンネル』)
ABEMA TIMES編集部