謎解きイベントに用いる松井さんの等身大パネルを設置する職員＝能美市内

　　●21日から能美、小松で 　ゴジラ松井を探せ-。能美市は21日、市出身の元米大リーガー松井秀喜さん（50）とコラボし、能美、小松市内に設置した等身大パネルを探し出して写真を撮影して回る謎解きイベントを始める。夏休みに家族連れらに楽しみながら観光名所を巡ってもらう。市応援大使「シナモロール」の特別グッズも商品化し、能美ゆかりの有名人や人気キャラを活用する戦略で、誘客増につなげる。 　謎解きイベントに用いるのは、松井さんの実際の身長188センチに合わせたアニメキャラクターを描いた「のみのみパネル」で、市が観光誘客に生かすため昨年制作した。能美、小松市内の公共施設や観光施設、公園など7カ所に等身大パネルを設置。市ホームページに「ギネス記録達成の折り紙がたくさん展示」「松井さんの活躍を紹介したタペストリーがたくさんある」など設置場所のヒントを記した。 　8月31日までに等身大パネルを見つけて3カ所以上撮影し、市公式ラインなどから応募すれば、松井さんのキャラクターが載ったクリアファイルを先着155人に贈る。7カ所すべてを巡れば抽選で5人に市九谷焼美術館「体験館」の無料券がもらえる。 　北陸新幹線敦賀延伸で能美市は停車駅がない「通過都市」で、新幹線客の誘致対策が課題となっている。能美ならではの有名人やキャラを生かした体験イベントで話題性を高め、PRに力を入れる狙いだ。 　　●シナモロールグッズも 　8月1日からはサンリオ人気キャラのシナモロールのオリジナルグッズとしてアクリルキーホルダー（税込み600円）を商品化し、市役所や能美ふるさとミュージアム、いしかわ動物園で扱う。同31日までに市内などのフォトスポット12カ所を巡るスタンプラリーも開催中で、市広報広聴課の担当者は「能美巡りを楽しんでもらい、お気に入りスポットを見つけてほしい」と話した。