燕の投手陣に「教科書」がいる?【川口和久のスクリューボール】
身長がすべてじゃない
今季1勝目を挙げたヤクルトの石川。投球を見ていて俺も勉強になる
大谷翔平(エンゼルス)、藤浪晋太郎(阪神)あたりは例外にしても、この10年くらいで日本人投手の身長が、どんどん高くなっているのに驚く。180センチ台は当たり前、170センチ台半ばでも「小柄なタイプ」と書かれてしまうこともある。 ただ、身長がすべてではないことを登板のたびに証明しているのが、ヤクルトの左腕、身長167cmの石川雅規だ。今季は開幕投手でスタートしながら勝ち星が遠く、9月30日、DeNA戦(横浜)が10試合目での1勝目だったが、それまでもしっかり試合はつくっている(全部じゃないが)。ヤクルトには小川泰弘がいるが、顔的投手となると石川の童顔が思い浮かぶ人は多いんじゃないかな。 でも、これチームとしてはどうなのかね。ヤクルトはこれぞエースという投手がなかなか生まれず、結果的に毎年10勝ともう少しくらいは勝つ、石川が目立っていた印象もあるが、いくら“小さな大エース”でも、もう40歳だ。大きな期待はできない。 さすがに来季は、・・・
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週刊ベースボール