【柔道】斉藤立が優勝 パリ五輪は第6シードで出場へ 金メダル獲得への最善策 パンアメリカンOP
◇柔道パンアメリカン・オープン最終日(2024年6月22日 ペルー・リマ) パリ五輪の出場権とシード権争いに関わる最後の大会で、男子100キロ超級の斉藤立(JESグループ)が計3試合に勝って優勝した。斉藤は今回の優勝でポイントを加算し、五輪は第6シードになる見通し。悲願の金メダル獲得へ、より負担が少ないとみられる相手との当たりとなった。 全日本柔道連盟は斉藤がより厳しい組み合わせとなる第7シードに入る可能性が高まったことから、急きょ五輪本番1カ月前という時期の派遣を決定。大会は地元のペルー選手2人を含む計3人しかエントリーせず、総当たりの1次リーグ後、上位2人による決勝という方式で争われた。1次リーグでは難なく2試合一本勝ちを収めた斉藤は、決勝ではわずか27秒、体落としで一本を奪い優勝した。 第6シードに上がる見通しとなったものの、準決勝で地元フランスの英雄テディ・リネールか、23年世界王者のイナル・タソエフ(ロシア)のどちらかと当たる公算が高い。開幕まであと1カ月。五輪2連覇王者の亡き父・仁さんとの父子優勝へ全力を注ぐ。