客を泥酔させクレジットカードをだましとったとして、大阪・ミナミのスナックで働く女らが逮捕された事件で、警察は新たに店の経営者の女を逮捕しました。 　飲食店経営の杉本吉子容疑者（85）と中国籍の林伝英容疑者（50）ら3人は、今年5月、大阪市中央区のスナックで客の40代の男性を泥酔させたうえ、クレジットカードを奪って約14万円を代金として決済した疑いがもたれています。 　警察の調べによりますと、林容疑者は、杉本容疑者が経営するスナックで客引きをしていたということです。 　スナックでは別の客にも同様の手口で犯行に及んだとして、9月、林容疑者らが逮捕され、関係者の供述などから、経営する杉本容疑者の関与の疑いが強まったということです。 （Q：自身が指示していた？） 　杉本吉子容疑者（逮捕前の取材） 「私は指示しない。あの子はあの子らで今の商売やっていた。お客さん引っ張るの難しいから、いったん引っ張ったら、とことんまでぼったくるんちゃう」 　警察は、杉本容疑者らの認否を明らかにしていませんが、同様の被害相談が十数件寄せられていて、警察が余罪についても調べを進めています。