6月スタートの「定額減税」いくら減税に?どんな方法で?注意点も わかりやすく
所得の方法などによって控除される時期が異なるほか、所得税と住民税でも減税の方法が違います。 そして公的年金の受給者は、所得税が6月支給の年金の源泉徴収分から控除され、こちらも控除しきれない場合は次の8月分以降で控除されます。住民税は10月の納税分から控除されます。 個人事業主は、原則として2025年の確定申告の際に控除されます。住民税は6月徴収分から控除されます。 このように複雑な定額減税ですが、税を徴収する自治体側も対応に追われています。 金沢市市民税課・川崎徹課長「今回の定額減税については税務システムの改修に大変苦慮した。制度内容が複雑であることに加えて、システムの改修期間が極めて短い時間で改修することが大変だった。複雑な計算をした結果を検証する作業に大変時間を要した」 一方で、気を付けなければならない点も。 金沢市市民税課・川崎徹課長「市民税の税額通知については減税後の状態でお知らせすることとしているので、市民の皆様においては特段、手続き等は必要ない。還付があるといった定額減税を騙った電話、メール等については注意していただきたい。ふるさと納税のような税額控除については、定額減税より先に控除するので特段、影響はない」 詐欺に関してですが、定額減税で市役所から還付や口座に関する連絡はしないということで、このような電話がかかってきたら詐欺ですので対応してはいけません。 また「ふるさと納税」ですが、寄付に対する控除額を決める収入は定額減税する前の金額で計算されます。また前の年度に寄付をした方の控除に関しても定額減税をすることで金額が変わるということはないということです。ただし給与所得者か年金受給者かによって減税される時期が違いますので、まずは自分がどちらに該当するのか把握しておくことが重要です。
北陸放送