小倉智昭（２０２２年１２月撮影）

　キャスターの小倉智昭氏が２日、テレビ朝日系テレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜、前８・００）内で、羽鳥アナウンサーのインタビューに回答。現在の情報番組について「面白くない」と一刀両断した。 　羽鳥アナから「今のテレビを、情報番組をどう見てるか」と問われた小倉氏は、真顔で「面白くないよね」と即答。「みんな人の顔色をうかがいながら言うし、『このコメンテーターはこう言うんだろうな』ってわかるんだよね。みんな役割が決まりすぎちゃってて」と理由を語った。 　さらに「何だかんだって、コンプライアンスとか言いすぎだよね、使っていけない言葉とかさ、そんなのおかしいでしょって。何も話せなくなるじゃない」と不満を口に。羽鳥アナが「ＳＮＳというのが出てきて、われわれのような人間が批判されるツールが出てくるっていう…」と話すと「そう、ビクビクビクビクしながらな」と応じ、「俺は絶対炎上するなって分かってて踏み込んじゃうから。そら来たっていう感じで楽しむところがあるから、それをどうやって乗り切るか。逆手に取って、もっと炎上させちゃうとか」と話した。 　さらに、テレビ界の今後について「本当は、情報とかニュースだけは生き残っていかなきゃダメだと思うんだよね」と主張。「でも、今みたいに忖度しちゃうようなニュースが多くて、横並びでみんな同じことを言ってて」と課題を口にし、「やっぱりネットとかＹｏｕＴｕｂｅの動きの良さとかスピード性には、テレビはかなわなくなっていくと思うから、もっと各局が政治色を持っていいと思うよ。選挙の前に選挙のことやれないんだもん。やらなくなってきたでしょ」と主張した。 　一方で、現在もっとも興味を持っているニュースについては、ドジャース・大谷の問題だと解答。「大谷ってわれわれの感覚と違うと思うんだよ。プロの第一線で活躍してあれだけ稼ぐ人は、お金に無頓着なところがあって、毎日口座のチェックなんかしてるわけがない」と持論を展開した。